お姉ちゃんになんてならなくていい

今日は、Rinへの想いをここに残したいと思います。

もう少しで1才10ヶ月になる、我が家のパワフルガール、Rinちゃん。

4ヶ月前、産後で心も体もボロッボロになった私を救ってくれたのは間違いなくこの子でした。


妊娠7ヶ月に入ったところで突然の入院、緊急帝王切開、そして次女の死産。

今まで30年生きてきた中で、ある程度のことは自分が立ち直れる方法を知っていたし、
基本的には何事もポジティブに捉えられる私が、

私の今の気持ちは、言葉なんて手段で伝えられる訳が無い

と思うほど、真っ暗な闇のどん底にいた。

あれ、双子ちゃんですね!

と、妊婦検診で告げられた日から、リスク説明を何度と受けたため、様々な心配事は確かにあったけれど、どこか、私は元気な双子ちゃんをこの胸に抱けると、信じて疑わなかった。

そう思って過ごしていた自分を責めて、後悔して、夢であって欲しい、と現実を受け入れられないまま、産後4日目に私は、予定より早く退院させてもらうことにした。

息をしていない、たくさんの保冷剤で冷やされた我が子を連れて、数日ぶりの自宅へ帰った日。

玄関の扉を開けると、主人のお母さんと待っててくれたりんが、大きな声で「ああー!!!」と叫びながら走って駆け寄ってきてくれた。

訳もわからず、ある日突然帰って来なくなってしまったママのことをどう思ってたのかな、という心配は、その一瞬で無くなった。

そして、りんを自分の胸で抱きしめた瞬間に、

この子のために、私は生きていく」と心に誓った。

それはこの子の為に“自分の人生を捧げる”という意味ではなく、

この子が生きている以上、私は“自分の意思で生きることを辞めることはできない”という幸せなプレッシャーを感じたから。

それからは、もちろん亡くなった次女やNICUに入院中の三女のことで泣くことやどうしようもなく不安になることは何度もあったけれど、

Rinが生きててくれる、それだけで、前を向くことが出来た。

そして、4ヶ月以上病院に通っていた私たち夫婦にとって、待ちわびた8月21日

りんにとっては初めて見る妹。まだ何がなんだか分からないし、力加減だって上手にできない年齢。

でも、初めて妹をみたりんはすっごく小さい声で「だーじーぶー?」と声をかけてくれた。

もぞもぞを動く小さい赤ちゃんを不思議そうにじーっと見ながら、本当に優しく頭を撫でてくれた。

初対面の時は、Rinにショックを与えないようにと考えていた私たちはその姿を見てホッとした。

その後も、「かわいー!」と、妹と手をつないでみたり、自分のおやつをあげようとしてみたり、りんは私たちが思っていた以上に、すんなりと妹の存在を受け入れてくれたように見えた。

でも、今私がりんに伝えたいことは

お姉ちゃんにならなくていいからね。我慢だってしなくていい。

だって、Rinだってまだまだ2才にもなってない赤ちゃん。

パパ、ママにわがまま言って困らせたり、甘えてみたりしたい時期。

妹が退院してきたからって、急にお姉ちゃんになろうとなんてしなくていい。


今日のお昼、一人で下を向いて一生懸命うどんを食べてるRinに、「おいしい?」と声をかけたら、顔をあげて「おいしい」と答えてくれた。

その後、私が抱っこしていた蓮ちゃんのことを一瞬だけチラッと見て、今度は私の顔を見てニィー^^っと笑いかけてくれた。

でもその笑顔が、私には少し無理しているように見えた。

きっと、この子なりに気を遣っているんだと思う。

そんなことしなくたっていいのに。赤ちゃん抱っこしないでって、意地悪になっていいのに。

なんでRinはいつも周りの空気を読んでくれちゃうのかな。

私はママなのにいつもRinに救われている。

だからRinにとって初めて感じる寂しさや嫉妬には私が気付き、全力でフォローしてあげたい。

そんなことを感じた今日だったな。


明日からはまた保育園に通うりん、無理には行かせたくないと思ってる。

行きたくなかったら行かなくたっていい。行きたくないって素直に言って欲しい。

ありのままのRinをパパもママも全て受け止めるからね。

私たちもまだまだ未熟なパパとママなんだし、子どもたちに教わりながら一歩づつ成長して行きたいと強く思う。

子どもたちが親に求めることは、どんどんと変わっていくはずだから、いつだってその時のベストを選択していきたい。

なんだか今日はだらだらとまとまりのない文を書いてしまったけれど、これはこれで全部本音だからいいよね(笑)

そろそろRenちゃんもミルクの時間だし、Rinちゃんの寝顔でも覗きに行ってみようかな。

Rin!本当に大好き!いつもありがとう!明日も起きてきたら思いっきり抱きしめるからね^^

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