今日もこのシリーズの続きを書いていきます。
まだまだ未完成なブログですが、いつか同じように小さく赤ちゃんを産んだママに読んでもらえるような記事になれたらいいなと思うので、
今はとにかく書き続けようと思います!
超低出生体重児として産まれてた我が子が最初に気をつけて診ていくこととして
主治医の先生に説明を受けたこと5つ。
- 呼吸
- 循環
- 脳
- 栄養
- その他
この中から今日は、最後の「その他」について記録していきます。
炎症反応
この5つ目の「その他」というのは、その赤ちゃんによって様々な症状が出てくるリスクのお話でしたが、Renの場合は生後すぐに炎症反応が見られました。
炎症反応とは、何かの細菌などにより感染症を引き起こし、そこから全体の状態が一気に悪くなる可能性があるのでとっても怖いものです。
治療としてはすぐに抗生物質を投与してもらい、炎症の数値が下がってきたことが確認できたら投与終了という流れでした。
生後すぐに出た炎症反応は、抗生物質を投与してもらってすぐに効果が出てくれたので、実際には数日だけの投与でした。
その後、生まれてから1ヶ月ちょっとが経った頃にもまた炎症反応が出てしまいます。
その日に言われた状態は
- 炎症反応が出てる
- 血糖値が上がってる
- 貧血気味なので輸血を開始する
- 酸素が急に必要になって30%ほど使ってる
- むくみが多いので薬でおしっこ出す
- 動脈管も開いてきた
- 皮膚が擦れちゃってるので軟膏塗って皮膚科の先生に診てもらう
こんなに多くのところで一度に悪い状態になったことは、この時初めてだったのでこの説明を電話で聞いた時は手が震えました。
そして仕事中のパパに急いで電話をし、慌てて病院へ向かうことに。
この日は泣きながら病院に向かいました。最悪の事態も想像していました。
でもNICUに着いた時に保育器の中で寝てるRenの小さい体が、呼吸のたびに優しく動くのを確認して、ホッとしてまた涙が出ました。
「生きて会えた」これが率直な気持ちです。
結果としては、すぐに先生が対応して下さったおかげで、数時間後には驚くほど状態は落ち着いてくれました。
「テープを貼り続けていたところが擦れていたので、そこから感染症を引き起こしたのか
肺の調子が悪くなったことがきっかけだったのか、原因は分からない。
もう少し大きい子なら1日くらい様子見でよかったけど、まだ871gという小ささなので、オーバーなくらい治療に取り掛かりました」
ということでした。
生後1ヶ月経ってもまだまだ“Renを失うかもしれない”という不安は払拭できないんだという気持ちにもなりましたが、
でも生きててくれた、それだけで十分でした。
黄疸・血圧・血糖値と問題は色々
振り返ってみると、重症にこそならなかったものの、いろいろな悪い波は何度か押し寄せてきました。
その中でも印象的なのは、血糖値のことです。
Renは一時期、呼吸のサポートとしてステロイドを使用していました。
このステロイドの副作用という可能性もあるけれど、血糖値が高くなりインスリンを使用していた時期があります。
小さく生まれた分、肺が未熟なので呼吸のサポートは必要で、でも酸素を多く使うことは目にも悪影響。
なので酸素を多く使うなら
→①少しステロイドを増やす
→②血糖値が上がってインスリン使用
→③HMSー2の使用開始できない
→④体重増えない
というように、全てに繋がってきて悪循環になってしまう。
肺についても呼吸器のサポートで調整したり、ステロイドの増減で調整したりと様々ありましたが、
このインスリンを使っている時は動脈管のお薬も使えなかったりしたので、すごく不安でした。
でも先生方がしっかりと管理してくださったおかげで、実際には1週間ぐらいの使用で終わりましたが、
当時の私にはもっともっと長く感じていて、毎日がすごく不安定な日々でした。
それに、血糖値を測るために1日に何度もチクンと採血されている姿もかわいそうで見ていられなかったです。
まとめ
ここはその赤ちゃんごとに全く違う経過だと思います。
Renの場合は大きな感染症は経験せずに済みましたが、これはすごいことだと退院前に先生に言われました。
小さく生まれたので、少しの感染でも耐えられないことがあると。
それぐらい感染は怖いものなんだと感じました。
なのでこうやって元気に家に帰ってくることができたのは、そういったことを全て管理してくださった先生や看護師さんのおかげです。
もう感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。
Renが大きくなった時は、たくさんの方にお世話になってここまで来れたことを話してあげたいと思います^^