【入院記録】NICU編(4)

今日はNICU編の続きです。

前回は生後三日間のことを書いたので、今日はその後の1週間を振り返っていきたいと思います^^


生後4日〜10日(修正25週前後)

生後72時間の壁をクリアしても安心できる訳ではなく、次の課題は1週間を安定して過ごすことだと説明を受けていました。

この時期はとにかく1分1秒が大切です。という言葉が、とても重たく感じました。

まだまだこの子を失う可能性があると言われているみたいで、心の中でも常にそれは覚悟していました。

期待してはいけない、油断してはいけない、まだ何があるか分からないと自分に言い聞かせていた時期です。

その時のRenの様子は、血圧の変動などはあったものの比較的安定していました。

おしっこも途切れず出ていたし、ミルクも少量から始めています。

先生もびっくりしていたことですが、うんちもよく出ていてくれていました。

これはミルクの消化が出来ている証拠だそうで、先生も優秀ですと褒めてくださっていました。


病院への電話が毎日の日課に

私は、亡くなってしまったお姉ちゃんと一緒に過ごせる時間を悔いのないものにしたかったので、予定より早めにお姉ちゃんと一緒に退院させてもらいました。

病院に一人残すRenのことは心配でしたが、お姉ちゃんとはお別れするまでの限られた時間しか無かったので、パパさんと相談してそう決めました。

なので、一緒に家に帰ってきたお姉ちゃんとやりたいことを全部やるため、Renの面会には行きませんでした。

退院する際に、「しっかりとお姉ちゃんとお別れしてから、また会いに来ます」と看護師さんに伝えたところ、ここの病院では電話でも子どもの様子を教えてくれることを教えてくれました。

(転院後の病院では、電話での様子確認は不可だったので病院のルールによって違うと思います)

これは私達にとって、本当にありがたいことでした。

この時から病院に行けない日には、毎日欠かさず病院に電話をさせて頂き、Renの様子を教えてもらう日々が始まりました。

時には主治医の先生が対応してくださることもあり、お忙しいのにここまで丁寧に接してくださったことは今でも本当に感謝しています。

この電話のおかげで毎日の様子を知ることができ、また看護師さんとも距離が近くなるきっかけにもなりました。^^


湿度は60%に

保育器がビショビショになるほどの高い湿度で管理してた時期は、あっという間に終わりました。

数時間ごとに2%づつ下げていって、生後9日目には60%になっていました。

この60%というのは一つのゴールで、修正34週ごろまではこのまま60%をキープすると言われていました。

そしてそれと同時くらいにはお洋服が着れますよとのことだったので、まだまだ先のことだけれどすごく楽しみでした!

でも実際には本人が体温調整できているのと、暑がりさんだからという理由で32週入ってすぐには保育器の屋根の部分が外されて、お洋服デビューしています^^

最初に説明を受けていた時期より早くステップアップすると、余計に嬉しくなりますよね。

話は逸れましたが、この湿度が60%になったことで保育器の中のビショビショ感がなくなり、Renのことがよく見れるようになって嬉しかったです!


酸素濃度

長い長いお付き合いとなる呼吸のサポート。

人工呼吸器や、お鼻につける簡易的なものまで様々な種類がありますが、どんなサポートでもずっとつきまとって来るのが酸素濃度。

見た目は変わらなくても、酸素をどれくらい使っているかで全然状態は違うそうです。

私たちが普通に呼吸するときは21%だそうで、もちろんそれに近ければ近いほど良い。

この時期のRenは酸素をあまり使わなくても安定していました。

具体的に何%だったのかは聞いていませんでしたが、呼吸は安定していますということだけですごくホッとしていました。

この酸素は多く使うと目に良くないと聞いていたので、様子を聞く時はいつも酸素はどれくらい使っているのか気にしていました。


まとめ

当時は毎日が長くて本当に辛い日々を過ごしていましたが、こうやって振り返ってみると最初の頃は私たちのことをドキドキさせるようなことはほどんど無かったんだと気づきました!

先生に安定していますよと言われていたことも、今なら納得できます。

でもその頃はまだまだ安心できる状態でも無かったので、いくら安定してますと言われても、安心することなんてできなくて当然ですよね。

それでも生きた証を残したいと、毎日一生懸命にRenのことを記録していて良かったです^^

そして今こうやって振り返られるのもRenの頑張りがあってのことなので、元気に退院してきてくれたことに改めて感謝です^^

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