超低出生体重児の最初の壁【呼吸】

今日からは、少し方向性を変更して
超低出生体重児として産まれてた我が子が最初に気をつけて診ていくこととして
主治医の先生に説明を受けたことを記録していきたいと思います。

今後の経過を見ていく上で重要になることは、大きく分けて5つ

それは

  • 呼吸
  • 循環
  • 栄養
  • その他

この中から今日は、1つ目の「呼吸」について記録していきます。


《①呼吸は長期戦》

呼吸」について説明を受けた時は正直、「だろうな」という印象です。

「予定日よりずっと早く産まれた子は肺が未熟」ということは、
なんとなく出産前からイメージがありました。

470gという小ささで産まれた我が子も例外ではなく、
生後すぐに気管内挿管され、人工呼吸器管理が行われてました。

この見た目としては、まだまだ小さい口に対してかなり太い管が口から入れられていて
これが抜けないように、口元のテープで固定されています。

そしてこの「呼吸」に関して重要なことは3つ。

  • 安定した呼吸を維持すること
  • 気管内挿管されているその管を抜管(ばっかん)できるかどうか。
  • 抜管(ばっかん)の目標時期は1ヶ月半〜2ヶ月

 

この時抜管(ばっかん)という言葉を耳にしたのが初めだったのですが、
この「呼吸」については、思っている以上に長期戦になります!

この「呼吸」というのは“呼吸のサポート”のことで
段階を踏んで少しづつステップアップしていく必要があります。

なので仮に抜管(ばっかん)が一度で成功したとしても、いきなり

はい、あとは自発呼吸のみで頑張ってね〜!もうすっぴんでOKよ〜!」とはなりません。

では次はサポートの軽いものに。そしてそれも外せるようなら更に軽いものへ・・・と。

なので、この時に想像していた期間よりもずっとずっと“呼吸のサポート”は必要になりました。

一つの事例としてRenの詳細を先に載せておくと、

生後すぐに気管内挿管
→日齢48日で抜管成功(鼻マスクデビュー)
→日齢66日でCPAP
→日齢75日でカニューレ
→日齢83日でサポート外す練習開始
→日齢112日完全卒業

というように、出産予定日にやっと呼吸のサポートが全て外れました。

(※もちろんこれよりも早く外れる子もいますし、もっと長引く子もいるのは当然なので
あくまでも参考程度に読んでください。)

別の記事でも書く予定ですが、Renの場合はGCUに移ってから病院を転院しています。

なので転院の際の移動のことも考慮し、あまり本人に無理をさせない(元気な状態で転院したい)という意味でも、呼吸のサポートは簡単には外さず長いお付き合いとなりました。

ちなみにこの段階一つをとっても様々なモードや条件設定があります。

後は同じサポートでもどれくらいの酸素濃度を使っているかでも、全く状況は違います。

今日はそこまで詳しく書きませんでしたが、
小さく産まれたお子さんを持つ方にとって少しでも参考になる情報となれたら嬉しいです。


こんな感じで、次回は二つ目の「循環」について書いていきたいと思います。

 

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